なかなか試合で勝てなくて
「テニス楽しくないな〜」
と感じることがあるかと思います。
練習をするものの、
バックハンドのミスが一向に減らなかったり、
サーブがイマイチ安定しなかったり・・・
「上達って難しいな〜」
と感じることはテニスを続けていると必ずあるかと思います。
私は高校2年生の時に伸び悩んだ時があります。
練習をしていてもショットの質が上がらず、「昨日の方が上手なんじゃ・・・」
と感じたこともあります。
そこで私が思ったのは、
確かに時間をかけて反復練習をすれば技術が向上して上達していきますが、
短時間で簡単にプレーの質が向上する方法はないのだろうか?
ということです。
思い返してみると、意識して実践するだけでパフォーマンスが上がる方法がいくつか思い浮かんだので、
今日は技術的な部分でなく、誰でも簡単にできて試合で負けにくくなる3つの秘訣について書いていこうと思います。
秘訣は以下の3つです。
・動き出しを速くする
・テイクバックを速くする
・ボールのバウンド、回転をしっかり見る
なんだそんなことか・・・
と思った人、要注意です。
この3つを徹底してできている人って実はかなり少ないんです。
以下の内容を「まだ改善の余地がある」と思いながら読んでみてください。
動き出しを速くする
ラリーの中で前後左右動き回りますが、
相手がボールを打ってどれくらい経ってから動いていますか?
よく多いのは、
相手のボールのスピードに合わせで動きだすということです。
ゆっくりのラリーを続けているとノータッチエースを取られることはないため、
動きだしも遅くなり、ゆっくりした動作で打つ人がとても多いです。
もしも動き出しを速くすることができると、
・ライジングなどで速い展開を作ることができる
・打点をしっかり調節しながら打つことができる
・浅いボールがチャンスボールになる
このようなメリットがあります。
ライジングなどで速い展開を作ることができる
ライジングで打つと相手が準備する時間を減らすことができるので、
相手が走りながらボールを打ち、フレームショットになる確率も高くなります。
打点をしっかり調節しながら打つことができる
動き出しが速い分、足を動かす時間も多く使えます。
いつもは3歩くらいで軸足と踏み込みの方向を決めていたのが、5、6歩使って細かく調節することができます。
力の入りやすく、スイングしやすい打点で打てる回数が増えるため、もちろんミスの確率は減りますよね。
浅いボールがチャンスボールになる
今まで極端に浅いボールは前へ走りながらギリギリ返していたのが、
腰くらいの高さでアプローチショットを打つことができたりします。
そうなれば相手にチャンスボールを与えていたのが、逆にチャンスボールを貰えるようになります。
テイクバックを速くする
ラリーをしている中で相手のボールのスピードに合わせてテイクバックのスピードを決める人が多いですが、
この場合、急に速く打たれた時に振り遅れてしまう人が非常に多いです。
自分のリズムがあるので、テイクバックのタイミングも人それぞれですが、
自分のできる範囲で「いかなる時もテイクバックを早めにする」ことを意識するようにしましょう。
ほとんどの人は高い位置でテイクバックをして、
その後でボールの高さに合わせてラケットヘッドの高さを調節していくかと思います。
速いボールが飛んできても余裕を持って降り始めの位置にラケットセットできるようにしておくことができれば、
どんなスピード、高さのボールもコンパクトに返球できるので安定したテニスができるようになります。
ボールのバウンド、回転をしっかり見る
どうしてもラリーをしていると打点がバラバラになってしまうことがあるかと思います。
そんな時は、
ボールをぼんやりと見ていることが多いです。
ただ飛んだきたボールを目で追って近づき打ち返すという感覚に近いです。
このやり方だとどうしてもボールが手元に来た時に打ちたい打点で捉えることが難しいです。
そのため、ボールのバインド、回転をしっかり目で捉えるようにしましょう。
この2つをしっかり捉えることでボールの軌道をイメージしやすくなり、ボールとの距離感を掴みやすくなるので打点が安定しやすくなります。
タイミングを取る基点を作ることもできるので、
以下のポイントをきっちり見ておくようにしましょう。
相手がボールを打つ時
相手がテイクバックした時の面の向き、ラケットの高さを見ることで、
どれくらいの回転、どんな軌道を打つのかが予測しやすくなります。
ラケットの面が上を向いていたらスライスショットですし、
ラケットがボールよりもかなり高い位置にあれば回転量が多くなり低い弾道になりやすいです。
面が極端に上を向いているとボールが浮きやすいため、回転が多めのフワッとしたボールが飛んでくることが多いです。
相手が打つまでにどんなボールが来るのかをある程度予測しておくことで、
バウンドの位置がイメージしやすくなってスムーズに動作に入ることができますので、ぜひ意識してみてください。
ボールがバウンドする時
もう一つ、ボールがバウンドする時がタイミングを合わせるために非常に重要になります。
バウンドの瞬間に「ふっ!」とタイミングを強く意識することで、
バウンド後のボールの軌道をイメージしやすくなります。
すると打点が安定するだけでなく、
どんな軌道、どんな角度でスイングすれば良いかを判断しやすくなり、安定感が増します。
バウンドの瞬間に力を抜くことでリラックスしてスイングに入れるため、
スイートスポットに当たる確率も高くなるため、
ぜひバウンドを強く意識してみてください。
まとめ
これらのことを意識することで、確実にショットの安定感が出てミスが少なくなります。
ミスが少なくなると試合で相手のミスによるポイントが増えるため、勝率は確実に上がります。
これは技術の話ではなく、今からすぐに簡単に誰でもできることです。
この話を知らない人に差をつけることができますので、是非、次テニスをする時に実践してみてください。
誰でも簡単にできる試合で負けにくくなる3つの秘訣は以上になります。